明日から6月。
しかし、そんなことはお構いなしに容赦なく冷え込むこの気候。
回復に時間がかかるので風邪だけはひかないようにしないと。
今日はこれを聴いています。
テリー・モレルの「恋する女のジャズ」
出したレコードの数が極端に少ない白人女性シンガー。
しかし、ビリー・ホリデイ、サラ・ヴォーンなど、有名どころのジャズ・ヴォーカリストと
比べても決して引けを取らない方です。
嫌味が無く、仄かな色気さえ感じさせるそのヴォーカルスタイルには
聴き始めると、いつしか耳を奪われていることに気付かされることもしばしば。
その堂に入った歌いっぷりも彼女の実力を裏付けるのに一役買っています。
このアルバムではフルート奏者のハービー・マンを加えたカルテットによる
隙の無い演奏で安心して耳を傾けることができますね。
ジャズクラブで歌うことが珍しく、寧ろレストランなどでの営業が多かった方のようです。
このアルバムもサパークラブでの収録ですが、録音状態も良好です。
極端なアルバムの少なさ故、彼女の知名度は高くありません。
だからこそより一層、曲に魂を吹き込むような彼女の歌い方でそれぞれの曲が輝いて聴こえるのです。
女性ジャズ・ヴォーカリストが好きな方なら聴いて損は無いと思います。
そして、今日のナイスラ。
5面ボスにも行けず中ボスで息絶える始末。
何とかならんかな。
調子が悪いですね。
それでは。