穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

重力

カンカン照りにはならないものの、あの嫌な湿度が
ジワリと戻りつつあるような。
体調に気を付けないと。



昨晩、ツイッターにてフォロワーさんとふとしたきっかけで
アルティ・エ・メスティエリフリオ・キリコの名前が出て
大いに盛り上がりました。
なので、今日はこれを聴いています。
アルティ・エ・メスティエリの1st、ティルト。



PFM、バンコなどなど、イタリアン・ロックバンド数あれど、このアルティ、
前述のバンドと比べれば知名度は低いかもしれませんが、実力的には何ら引けは
とっていないと思います。
イタリアン・ロックと言いつつ、プログレジャズロックの範疇でも語られるバンドです。
イタリアらしい温かみがあり情熱的なメロディー、ドラムスを始め高水準な音を
叩き出す腕っこき揃いのメンバー。
しかし、やはりこのバンドの胆はバンドの中心人物であるフリオ・キリコ
超絶ドラミングに尽きるでしょう。
聴いているとメインのリズムに絡めるオカズが素晴らしくカッチリと正確で、
おまけにピッチも速く手数が多いのにだれずに正確に聴こえるのは
その素晴らしい才能と実力に依るもの。


収録曲はどれもお勧めですが、やはりここはアルバムタイトルでもある
13分を超える大曲、TILTを強くお勧めします。
目まぐるしくリズムチェンジを繰り返し、自在に緩急をつけながら疾走する曲。
そこに絡むメロトロンの音色も良いアクセントになっています。


当時の自分はこの1曲にノックアウトされてしまい、アルバムを買いに走ったのでした。


最近、店頭では見かけなくなりましたが、探せばまだまだあると思われますので。
イタリアン・プログレジャズロックがお好きな方には特にお勧めの1枚です。



それでは。