穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

傘がない

気持ちの良い秋晴れが続きますね。
せっかくのお天気も残念ながら、この週末までのようですが。



ミスティックウォリアーズのプレイに伴い、
そのサントラもここ2日くらいの通勤BGMへと返り咲きました。
いつ聴いても色褪せない素晴らしい曲の数々。



そんな訳で今日はこれ。
コナミアミューズメントサウンズ’93〜夏〜です。



リーサルエンフォーサーズ、ガイアポリス、ミスティックウォリアーズの
3タイトルの曲が収録された2枚組。
ディスク1はガイアポリス。
ディスク2が残りの2タイトルとなっています。



他のタイトルがお好きな方には申し訳ありませんが、
自分の場合はほぼ、ミスティックウォリアーズのためだけに
このサントラを購入したのでした。



曲のスタイルとしては当時、流行っていたテクノハウスなサウンドに和風の
テイストを加えたものとでもいいましょうか。



聴いてみて気付くのは、その、咽び泣くように纏わりつく尺八の音色。
哀愁を帯びたフュージョン風メロディーに、この尺八が絡むだけで
和風度が一気にアップするから不思議。
そのメロディーをバックアップする図太い四つ打ちのリズム。
それらが混然一体となって、この摩訶不思議な和風テクノとでも形容したくなる
曲達に命を吹き込んでいるように感じます。
バックは激しいハードコアテクノ風でありながらそこに切り込んでくる
哀愁漂う人懐っこいメロディー。
この全く異なる両者の融合がこの曲達のキモではないのかと考えます。


当時、歌舞伎町のゲーセンで初めて見つけた際の印象は、「あー、なんか
コナミがまた妙なスクロールアクションを出してきたなー。え?ニンジャ?
ニンジャなんて一人も居ないじゃん。」でした。


しかし、ゲームを開始して曲が流れてきてビックリ仰天、瞬く間に
その曲達に惚れこんでしまったのです。
当時、自分がはまっていた808やヒプノトーン等のハウスサウンドの影響も
少なからずあると思いますが。



そして、ついに先日基板を入手したことにより当時のその思いが再燃し、
ラックから引っ張り出してきてのヘヴィローテーションと相成った訳です。



この時期のコナミゲーは暗黒時代と揶揄されることもしばしばですが、
メタモルフィックフォースやX-MENシンプソンズなど再評価に値する
ゲームミュージックがまだまだ多数あると自分は考えます。



商業的には厳しいかもしれませんが、コナミさんにはグラディウスシリーズばかりでなく
この辺のゲームの再サントラ化を強く願うものであります。



それでは。