帰宅途中に雨にアラレが混じっていた。
土曜には雪だるまマークまで。
んー、いよいよか。
今日はこれを聴いています。
72年のウィッシュボーン・アッシュの3rd、百眼の巨人アーガス30thアニヴァーサリー・エディションです。
イギリス出身のロックバンドでツェッペリンなど他の有名どころと比べると知名度は低いかもしれませんが、どっこい、
なかなか聴かせるバンドです。
当時としてはまだ珍しかったツインリードギターを主軸とし、ドラマティック且つ抒情的な曲の数々は
聴いていると溜息が出る程です。
また、ときに力強く、ときに優しくと変幻自在のプレイを聴かせるそのギターは、世界で最も美しい
ツインリードを聴かせるバンドとも言われた所以でもあります。
1曲目の大曲、穏やかな優しいアコギの爪弾きから始まるTIME WASでもう首根っこを掴んで離してくれません。
続く2曲目のSOMETIME WORLDも中盤から終盤にかけて盛り上がりまくる熱いギターで、思わず握り拳に。
アルバム4曲目から7曲目までの流れるような構成と、耳を捉えて放さない、その情感のこもったプレイで
一気に聴き通せてしまいます。
また、ヒプノシスデザインによる印象的なジャケットも目を惹きます。
アルバムはギリシャ神話に出てくる百眼の巨人アーガスを倒しに行く王の
コンセプトアルバムとなっているようです。
ジャケットを眺めているだけで色々とイメージが広がりますね。
ブリティッシュ・ロックを語る上で避けて通れないバンドだと思われますので、その手の音が
好きな方には是非試していただきたい1枚でもあります。
メンバーも入れ替わりはあるとはいえ、まだまだ現役で活動していますし、最近は頻繁に来日も
しているので、オヤジ達の底力、未だ健在といったところでしょうか。
自分も死ぬまで聴き続けたい1枚でもありますね。
それでは。