穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

ユージン、斧に気をつけろ

なかなか暖かい日に恵まれません。
来月にはもう、桜が咲くんだけどなぁ。



待ちに待ったこれが届きました。
セガのシステム16基板のタイトルを網羅したシリーズ、
セガ・システム16コンプリート・サウンドトラック・VOL.3」です。
あれよあれよという間に第三弾です。
数は多くはないのでしょうが確実に支持を得ているのだと考えます。



ゴールデンアックスフラッシュポイント、M.V.Pなどなど。
今回もアクション、シューティング、スポーツ、パズル等、
バラエティーに富んだ収録タイトルです。



そんな中、遂に出ましたE-SWAT。
ゲームセンターでは周囲の音が煩くてよく聴こえなかっただけに
是非、じっくりと聴き込みたいと思っていたタイトルの内の一つです。
渋いゲーム内容に沿ったジャジーでダンサブルな曲の数々。
作曲は忍やスクランブル・スピリッツを手掛けた方だとか。
独特の跳ねるリズムとタムやスネアの音色を聴いて、なるほどと得心した次第で。



そして、今回の自分の一推し、ウェストン開発のオーライルです。
いやー、いつかきちんと聴いてみたいゲームミュージックの一つとして
長い間渇望していただけに、今回の収録は素直に嬉しいです。



インナーの解説にもありますが、わざと異質な音階や変拍子を使用することにより
曲に独特の緊張感と焦燥感を持たせることに成功していると感じます。
また、リズムにPCMドラムを採用したことにより、曲の重心がズドンと下がって聞こえます。



システム16の曲は、何故か音の線の細いものが多くゲームセンター等の騒音の下では
せっかくの曲が聴きとりにくいことが多々ありました。
そんなところにPCMドラムの音を採用することによって、それが良いアクセントになり、
曲に一本筋が通ったように感じるのです。



また、このPCMドラムの音色が非常にこもっており、メガドラが発するそれに非常に
近いことも好感度が増した理由でもあります。



他にもマニアック且つ楽しいゲームの曲がめじろ押しで、今回もセガマニアには
長く楽しめるサントラになっていることでしょう。
聴きながらゲームと、そのゲームミュージックが熱かった時代を思い出し、
暫し、至福の時を過ごすのです。



それでは。