穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

二人の地平線

寒冷前線が来ているというわりには
なんだか蒸し暑い1日でした。



今日はこれを聴いています。
コロムビアから出ていた石ノ森章太郎萬画音楽大全シリーズ
その中から「快傑ズバット・オリジナル・サウンドトラック」です。



当時の東映特撮番組の中でも小林旭の渡り鳥シリーズを意識して
製作されたという、異色中の異色作。
今では失笑ものの演出も散見されますが、自分も含む当時のジャリ共の眼には
そうは映らなかったのです。


ダッカー傘下組織の用心棒達を全て「日本で二番目だ」と斬り捨て、
また、実際に勝負して勝ってしまう早川健のスーパーマンぶり。
毎度、ギリギリまで痛めつけられないとズバットに変身しないという
拘り等に、言うまでも無く痺れっ放しな自分でした。


さて、内容の方は番組の主題歌から挿入歌もろもろと「プレイガール」からの
流用曲まで収録されたファンには嬉しい一枚です。
ウェスタン調の曲あり、刑事ドラマのGBM風ありと、その番組のカラーに合わせて
無国籍風な曲の数々。
これが聴いていると実に面白い。


これには収録されていませんが、主演の宮内氏が歌う「二人の地平線」での
ヴォーカルの危なっかしさときたら!
聴く度に思わずニンマリしてしまう仕上がりでしたが、それでいいのです。
氏は俳優なんですから歌まで上手いと却って嫌味になるかもしれませんので。


劇中の用心棒との対決シーンを思い浮かべながら。



それでは。