穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

仕事にご用心

日差しは熱かったものの、風は涼しい1日。
本格的な暑さはもう暫く遠慮願いたいところ。



今日はこれを聴いています。
バックマン・ターナーオーバードライヴの武道館公演を収録した77年のアルバム
「B.T.O. LIVE! JAPAN TOUR」です。



アルバム冒頭、メンバーの「フロム・バンクーヴァー、バックマン!ターナー!オーヴァードラーーイヴ!」の
野太い咆哮で観客も一気にヒートアップしたのか物凄い拍手と歓声で。
何しろ脂の乗り切った時期のライヴですから、演奏から何から全てハイテンション。
冒頭のコールからなだれ込む「ハイウェイをぶっ飛ばせ」の荒々しいギターと、
重心の低いリズムによるバンドサウンドですっかりやられてしまいました。
 


収録曲も全8曲と少ない上に、後半4曲はアンコールのものだったりと
バッサリとカットされている部分も多々ありますが、この熱気とヒット曲の
オンパレードを聴けば、言いたかった文句も引っ込んでしまうというもの。



また、音質も決して良好とは言えない上に当時のリリース状況もここ、日本とヨーロッパのみだったと
いう事実を知るに、歴史の陰に隠れてしまった感は否めません。
そんなアルバムが今頃になってひょっこりとCD化されたとなれば、これは買うしかないでしょう。


「ハイウェイをぶっ飛ばせ」のヘヴィなギターリフと芯の通った重くブレの無いリズム。
また、他の曲間でもギターソロやドラムソロの時間をとり、メンバーの見せ場を作ることも忘れていません。
それらに逐一、敏感に反応する日本のファンも本当に楽しそうです。
真面目に一途に、機関銃の様に矢継ぎ早に曲を演奏する彼等ですが、日本のファンに対する誠実さも伝わり
ファンとバンドが熱い一体感を感じながら楽しめた、さぞかし素敵なライヴだったんでしょうね。


願わくば生で見てみたかったライヴの一つでもありますが、年齢的にも後追いになってしまった
自分ではそれは無理な相談というもの。


このアルバムを発表した直後にランディ・バックマンが脱退してしまった事実を鑑みるに、
これは文字通り第一期BTOの正に、黄金期に産み落とされたアルバムなのだと痛感した次第で。



願わくばカットされた曲も収録した完全版の発売を祈って。



それでは。