梅雨が明けてからこちら、うだるような蒸し暑さが続きます。
涼を取ろうとあれこれ試行錯誤してみますが結局はエアコンに
助けを求めてしまう体たらくぶりで。
今日は、そんな暑さを吹き飛ばすアルバムを。
96年に発売されたTERRA NOVAのデビューアルバム
「LIVIN'IT UP」です。
オランダ出身の5人組、そんな彼等が奏でるのは分厚いキーボードを
主軸とした爽快、痛快な良質のハードロック。
とにかく、その新人離れした曲のクオリティーと安定した演奏。
発売当時も専門誌で絶賛されたのも頷けます。
そして、何より驚いたのが発売当時、FM東京系の地元FM局でも
猛プッシュされ毎日ヘヴィローテーションでこの曲が流れたことです。
いやー、HM/HR系の曲が普通のFM局でプッシュしてもらえるなんて
良い時代だったんだなーと感心することしきりです。
同じ北欧系なら同郷の大先輩であるVandenbergや、TNT等の
爽やかメロディーを売りとするバンドが多数存在しますが
彼等の音はまさにその直系。
古き良き80年代のど真ん中なあのサウンドなのです。
細かい理屈は不要、晴れた日に車の窓全開でぶっ飛ばす際には
欠かせないタイプの音がこのアルバムにはぎっしりと詰まっているのです。
どこまでも続く水平線を眺めながら聴くこのアルバムは
極上のひと時を約束してくれるでしょう。
それでは。
