涼しい。
実に涼しくて過ごしやすい。
これが本来の秋の季候なんでしょうね。
今までがおかし過ぎたんだ。
今日はこれを聴いてます。
サン電子のネオジオ参入第一弾、「ギャラクシーファイト」のサントラです。
当時、ネオジオにサン電子参入の報せを聞き俄かに色めきたった自分です。
その独特なゲーム内容、高品質な音楽とグラフィックで固定ファンの多いメーカー。
勿論、業務用が先に出たのですが自分は家庭用を購入するつもりだったので
敢えて実機にも触らず情報をシャットアウトしていました。
そして、ついにネオジオロムを購入、帰宅後即、ロムセット。
オープニング、暗転した画面に映し出される主人公ロルフの眼。
そこに雪崩れ込んでくるハイテンポなギター、ドラム、ベース。
「なんだこりゃ、恐ろしく曲のクオリティーが高いぞ」が第一声でした。
フレーズサンプリングといえば今でこそ珍しくないのでしょうが
これほど長い時間のものは当時の業務用ではまだまだ稀少な存在だったのです。
キャラクター選択時の曲もドラムをバックにベースソロという拘りぶり。
速弾き、チョッパーと自在にこなすその演奏にもフレーズサンプリングの恩恵が。
コンポーザーの趣味なのか曲もハードロック、メタル調のものが多いですが
ルーミのテーマのようにどこかとぼけたようなものもあれば、
ゴールデン・ドーンの曲に見られる当時流行ったハードコア・テクノなものもあったりと
実にバラエティーに富んだ内容になっています。
サン電子はこれに続くネオジオ第二段である「わくわく7」でもこれとはまた違った
高品質な曲の数々を披露してくれましたが、そこには過去から脈々と続く
この会社の音楽に対する並々ならぬ愛情と拘りが貫かれているのです。
結局、サン電子の作品はネオジオでは僅か2作だけでしたが、ユーザーが感じた
その印象は決して矮小なものではなかったのです。
未聴の方には是非一度試して欲しい1枚です。
それでは。