穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

ED75

繁忙期に入っただけあって忙しい。
昼間は現場で夜は書類で。
ここが踏ん張りどころ。



今日はこれを。
ロリー・ギャラガーがソロ活動以前に組んでいたバンド、TASTE。
そのTASTEの70年ワイト島でのライヴ、「Live at the Isle of Wight」です。



第3回目となるこのワイト島ライヴに参加した彼等。
この場にてあのEL&Pがデビューしたりと色々目玉がありました。
そんな中でもロリー達メンバーは元気一杯、若さに任せた
荒々しく激しい演奏を聴かせてくれます。



とても20代とは思えぬようなブルージーで泥臭い音を紡ぎ出すロリー。
もう一枚のライヴ盤と比べても音質良好で、心地良いストラトのクランチサウンドが耳を捉えます。
ソロ時代には哀愁を帯びた味わい深いメロディーで楽しませてくれたロリーですが、
このTASTEはどちらかと言うと所謂ヘヴィロックの部類。
音の方もそれに倣って随分とゴリゴリとした無骨なイメージ。
ソロに転進してからは弾きまくりな彼でしたがこちらではあくまでバンドという考えなのか
あまり出しゃばらずに堅実なプレイに徹しています。
(でも流石にソロパートになるとはっちゃけたプレイが聞けますが)



ロリーの特徴的な粘度の高いギタープレイ、インプロヴィゼーションを重視した
ブルーズ・ロックで楽しませてくれた彼等ですが、僅か1年という活動期間の短さ故か
残されたスタジオ盤やライヴ盤も随分と少ないものでした。



その後、ソロになり一気にブレイクするロリーですが、この時はまだその若さ故の
勢いに任せてひたすら突っ走る初々しいプレイです。
今となってはもう、生での彼の演奏を楽しむことは不可能となりましたが
こうして残された音源を楽しみつつ、足跡を辿る楽しみは残されています。



願いが叶うのならばもう一度、ストラトを掻き鳴らしつつ歌う彼の姿を生で拝んでみたいのです。



それでは。