俄かに冷え込んでまいりました。
冬はもう、すぐそこに。
今日はこれを。
届いてから結構な頻度で聴いています。
ドナルド・フェイゲンの6年ぶりのソロ「SUNKEN CONDOS」です。
忘れていた頃にこの新譜ですから、驚くやら嬉しいやらで。
全体を聴いた印象としてはアナログっぽい音に纏められているのは
おそらく意図してのものだと思われます。
そして、ソロとスティーリー・ダンとの境目がますます曖昧になってきたように感じました。
もうこれはスティーリー・ダンの新譜って言ってリリースしても
誰も疑問に思わないのではと思う程に。
1曲目の「Slinky Thing」からしてクロっぽいノリの「Glamour Profession」みたいで
もう、それだけで「おおおおー」と嬉しくなってしまいました。
流行なんぞどこ吹く風、瑞々しく、そしてほんのりジャズ風味を効かせた
頑固ないつものフェイゲン節なのです。
あー、本当、これならスティーリー・ダン名義で活動してもいいじゃんと思えど、
ああ、そうだ、ウォルター・ベッカーが居ないんだっけと、ふと思い出してみたり。
これからも決して多くはないんでしょうが、新譜を出してもらえると
この後の人生にも多少の生き甲斐ができるというもの。
久し振りに時間を忘れて聴き込める1枚です。
それでは。