はっきりしない天気で空も荒れ模様。
国道沿いを走っていても潮を被る日が多くなってきました。
空と海が鈍色な冬の日本海になりつつあります。
今日はこれを。
先のエントリでも触れたアトランティックR&Bベストコレクション1000シリーズにも今回紹介する
彼等の他のアルバムが含まれていますが、あちらは国内初CD化等を含むややマニアックなチョイスが多いです。
なので今回は敢えて名盤中の名盤であるこれを。
フィリーソウルの代表選手、スピナーズのアトランティック移籍後の第一弾でもあり
3rdアルバムでもある1973年の「フィラデルフィアより愛をこめて」です。

モータウン時代にもヒット曲はありましたが正直、冷や飯を食わされていたと
言わざるを得ない状況だった彼等。
そんな折、アトランティックに在籍していたアレサ・フランクリンからの呼びかけで移籍、
それが功を奏したのかこのアルバムはヒット曲を連発。
挙句、3曲の№1ソングを生み出すに至ったのです。
時代が変わろうと微塵も古臭さを感じさせないその卓越した内容。
クド過ぎず、あくまで爽やかに且つ情感豊かに歌い上げるフィリップ・ウィンのヴォーカル。
それを支えるフィリーの耳と心を潤わせる素晴らしいストリングス。
また、ストリングスとホーンの掛け合いも不自然さが無く、非常に好印象。
ドラムの音色が気持ち重いのも自分好みで実にいい塩梅。
「いつも貴方だけ」等々、ヒット曲が多いアルバムですがアルバム最後を飾る
タイトルトラックでもある彼等の代表曲「フィラデルフィアより愛をこめて」で
綺麗すぎるぐらい綺麗に終わるところもなんとも憎いところです。
極まったファンの方だとアトランティック時代はこれ1枚あれば
他は要らないと断言するのも頷ける出来なのです。
秋の夜長に極上のソウルフル・ヴォーカルを楽しみながら。
それでは。