穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

白日夢

今日は嫁の実家へ遅い年始へ。
色々ご馳走になってしまいなんか申し訳なく。



お土産だと嫁の妹からこんな物を頂いた。
おおおお・・・良いんだか悪いんだか。



さて、今日はこれを。
男臭いメタルの代表格、カナダ出身の暴れん坊
アンヴィルの82年の2nd「METAL ON METAL」です。



1曲目の「METAL ON METAL」でのミドルテンポでザクザク刻まれる
ギターリフに乗っかる重いリズムのその曲は、確実にメタル好きの心に訴えてきます。
アルバム全体の印象としてはその後、スラッシュメタルと呼ばれるようになる
体裁の曲がいくつも収録されており、それぞれが重くスピーディー且つ、適度にキャッチーで
後に名曲と呼ばれるようになる曲も多数収録されています。


世が世ならもろ手を挙げて歓迎されたのでしょうが、丁度この頃はLAメタル
台頭してきた頃でもあり、世間の注目は派手な見た目でキャッチーな曲をプレイする
彼等の方に向いてしまい、残念ながらアンヴィルはその陰に隠れるような形になってしまいました。
それにこの頃はスラッシュメタルなるものもまだまだアンダーグラウンド
存在であり、アンヴィルの曲を正当に評価する土壌が無かったとも考えられます。



スラッシーな曲と普遍的なメタルナンバーとのバランスが非常に良好で
最後まで一気に聴かせるアルバムです。
ラストナンバーの「666」なんて、まんま、スラッシュメタルのそれで、後に
スラッシュメタルを演奏するバンド達より前に彼等が既に実践していたのにと
自分なんかは思うのですが。



時代の流れに翻弄されて消えていったバンドは数知れず。
しかし、彼等は未だ現役。
男臭いメタルを体現し続ける為に、めげずにこのまま続けていって欲しいのです。



それでは。