穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

愛のためいき

まだまだ暑い日中。
週末には雨と予報で言ってますが、もしそうなら
少しは気温も下がって凌ぎ易くなるのかしら。



手配してあった本が届きました。
随分前にソフトバンクから発売された総合ゲーム誌である
Beep」の復刻版です。



思えば高校時代にふらっと立ち寄った地元書店にて見つけた
1冊の雑誌、それがBeepでした。
当時、絶好調だったファミコンに迎合することをよしとせず、敢えて
他社製品を含めた紹介に拘ったりと、その独特な視点と編集方針で実にとんがった
印象の雑誌でもありました。



パラパラっと内容を見てみるとパソコン、家庭用、業務用とを
万遍なく紹介する当時ではまだ珍しかった総合ゲーム情報誌だったのです。
有無を言わせずなけなしの小遣いをはたいて購入したその1冊。
しかし、その1冊はその後の自身のゲームライフの有り方を変えるほど
大きな存在となる1冊なのでした。



なんせ当時のゲーム情報誌といえばファミリーコンピュータマガジンを始め
ほぼ、子供向けというイメージ。
ログインなどでも扱っていましたがメインはやはりパソコンについての雑誌でしたし。



そんな所へ当時はまだまだ目新しかったパソコンゲームや海外パソコン事情、
おまけに業務用も家庭用も同一の目線で捉えた記事は
自分の様な背伸びしたい盛りのクソ生意気な小僧共にはまさに
うってつけの1冊だったのではないかと推測されます。



また、ジャンルを問わないお馴染みの妙で無茶なノリ重視の企画も売りでした。



そして、Beepと言ったら当時、ほぼ唯一の家庭用セガハードと
ソフトを網羅した詳細な記事を掲載してくれた雑誌でもありました。
毎号のマークIII特集に胸躍らせたものです。




雑誌Beepのもう一つのウリといったら特定号に付録で付いていた
ゲームミュージックを収録したソノシートです。
まだ、特定メーカーのものを除き、ゲームのサントラすらまともに存在しなかった
当時において業務用や家庭用を問わず、その素敵な曲の数々を収録してくれた
有り難すぎる付録だったのです。
その有り難い音源がCD2枚にわたって収録された文句無しの付録。



なにより嬉しかったのがおまけの1冊。
中を読んでるだけで目頭が熱くなるのでした。



多感だった10代の頃へ暫しのタイムスリップでした。




それでは。