穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

銀輪部隊

梅雨入りしたとはいえ、先週とはうって変わって
雨らしい雨はほぼ、皆無。
今からこれじゃあ渇水期がちょっと心配です。



今日はこれ。
英国のベテランHR/HMバンド、サクソンの今年の3月にリリースした
前作より2年ぶりとなる通算20作目の新譜「SACRIFICE」です。



今回もベテランらしい高水準な曲と演奏で楽しませてくれます。
突出した部分は特に無いですけど、反面、安心して聴かせてくれるのがベテランの強み。



2曲目でタイトルトラックでもある「SACRIFICE」
出だしのヘヴィなリフとビフのヴォーカルでゴリっと切り込んでくる
重めのミドルテンポなナンバー。
とても結成後30年も経過しているバンドの音とは思えない。



また4、5、6曲目の「Warriors Of The Road」から始まるファスト・チューン3連発を
聴くだけで「ああ、ファンやってて本当によかった」と思わせる納得の出来。
今回も日本盤の発売は無いけれど、彼等の創作意欲はそんな逆境をものともしない
であろうことはこのアルバムを聴けば確実に感じ取ることができるはず。



またボーナスディスクである2枚目は過去の名曲の
別バージョンや新録が5曲収録された1枚。
曲数は5曲と少ないものの、「CRUSADER」などの古くからのファンにも嬉しい選曲も。
曲のバランスも近作ではヘヴィメタルの純度が高く、過去の曲の様な勢い一発、
リフで押しまくるハードロックなんかもたまには聴かせて欲しいなんて要望は
多少贅沢な望みなのかもしれませんが。



あ、あとは前作に続き今作もプロダクションがしっかりしていて自分好みのものです。
ちゃんと「ドスッ」と低音が出ていてメタルらしい音作り。
せっかくメタルを聴くのにやっぱりリズムが軽いと
それだけで損したような気になっちゃうもので。



まだまだ疾走し続けるベテランの意地。
今回もしかと受け取りました。



それでは。