涼しくて過ごし易かった1日。
一日毎に秋が深まってきたように感じます。
今日はこれを。
UFOが78年に発表した「OBSESSION(宇宙征服)」です。
マイケル・シェンカー在籍時代の最後となったアルバム。
そんなマイナスな事情はさておき、内容はバラエティに富んだ
ハードロックナンバーが多数収録された好盤です。
今更自分なんかが語るより先人がさんざん語り尽くしてきたでしょうから
雑感程度に留めておきます。
人によっては前作「LIGHTS OUT」の方を推す人も多いでしょうが
こちらはこちらで充分に楽曲も充実していますので。
1曲目の「ONLY YOU CAN ROCK ME」を聴いたのは当時、背伸びして聴いていた
FM放送でやっていたヒットチャート番組にて。
「なんて格好良い曲なんだ!」という小学生らしく解り易い感想だったのは
今でもはっきりと覚えています。
ギターとキーボードのそれぞれの駆け引き、まるでお互いの押し引きを
楽しむかのようなそんな演奏が繰り広げられています。
人によってはストリングスが前に出過ぎていて、彼等の持つ荒々しさが
薄れてしまったなんて意見もあります。
確かにそういう点はありますが、より向上したプロダクション等を
反映した結果だと自分なんかは考えていますので。
アメリカンな爽快ハードロック、かと思えばブリティッシュ然とした
湿ったギターが特徴的な曲、また、アコースティックな小品などなど
万遍なく網羅された楽曲群がその手の指向のファンを捉えたのでしょう。
これ以降、UFOはより解り易くコマーシャルな内容に変化していきます。
人によっては日和ったとか言うのでしょうが、それもまた一つのスタイル。
マイケルが抜けた穴を埋めようと必死だった故の結果だと思っていますので。
マイケル在籍時代のアルバムはハズレは無いと思いますので
宜しければどれか1枚。
それでは。