今日は弟怪獣が通う保育園も出場する発表会。
上越文化会館まで行ってまいりました。
汗をかきかき和太鼓を叩きまくっていました。
その激しいバチ捌きはよく統率がとれていて園児の演奏とは思えぬほどで。
昼は中華屋へ。
炭水化物 × 炭水化物という無謀ぶりで腹もパンパンに。
さてさて、週末は腰を据えてアルバムを聴いています。
今日はこれ、スウェーデン出身のバンド、フォーチュンが93年に
発表した1st「MAKING GOLD」です。
充分なフックを備えつつもいまいち煮え切らないヴォーカルと
メロディーが特徴なそんなアルバム。
人によっては初期ヨーロッパに近いというレビュー等を目にし
ああ、なるほどと納得した次第です。
90年代前期に俄かに新進北欧メタルバンドが盛り上がった時期がありました。
これもそんな中に世に出た1枚。
こちらはボーナストラックを加えたリマスター盤として
マーキーから再発された物。
オリジナル盤は今は亡きゼロ・コーポレーションがリリース
していましたが、メーカー消滅後の権利がどうなっているのかは
自分などでは知る由もないのでした。
さて、アルバムの方はというと1曲目の「EYES OF ICE」で
ガーッと心を一気に持ってかれちゃいます。
キーボードが奏でるキラキラメロディーに憂いを帯びたメロウな
旋律を奏でるギター。
それらをしっかりと支える骨太なリズム陣と、北欧メタルと聞いて
メタルファンが頭に思い浮かべるあの黄金パターンを踏襲した
まさにどストライクな1曲。
哀愁を帯びた儚げなピアノが印象的なバラード「LIFE GOES ON」も
なかなか聴かせる1曲で好きなんですけどファンの評価的には
4曲目の「RENEGADE」が鉄板トラックなんでしょうねえ。
いや、勿論俺も好きな1曲ですよ。
バンド自体は続く2ndで当時の時流を取り入れたダークな路線に進み
1stを気に入ったファンから総スカンを食らってしまい、
その後のバンド活動も続かず空中分解してしまうのでした。
もし、1stの路線で活動を続けていれば現在の評価ももうちょっと
変わったものになっていたかもしれないと思うと、残念至極で。
90年代初頭の北欧メタル・ハードロック復興ムーブメントを
語る際には避けて通れない1枚。
北欧メタル、美旋律などのキーワードに反応する方にはお薦め
したい1枚でもあるのです。
それでは。