穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

地球最後の日

先日降り積もった雪は殆ど消えましたが、今朝方、なんだが
吹雪き出したぞなんて思っていたら1時間ばかりで辺りは一面真っ白に。
堪らんなー。



帰宅したら猪の肉を頂いたとかで夕飯はナンチャッテ牡丹鍋に。



はい、今日はこれを。
ヘヴィ・サイケ・ブルーズバンドのブル−チアーが1st発売後に
間を空けず同68年にリリースした2nd「Outsideinside」です。



前作である1stに比べ強直一辺倒なヘヴィ・サイケ路線は
多少落ち着き、その音楽性にも僅かながらも
広がりを感じることができるようになったのは
キーボードが加入した影響もあるのかも。
たっぷりとタメを効かせてはいますがスピーディーな演奏と1stに比べ
より練られた楽曲で技術的にも更に高みを目指した仕上がり。
音も多少おとなしくなったとはいえ、それでも耳をつんざく様な
個々のメンバーによる演奏と喧しさは健在です。
録音時、そのあまりの大音量ぶりに野外で録音されたなんて
エピソードを見るに、アルバム全体の音の密度が少々減退したように
聴こえてくるのもさもありなんで。
そしてタイトルにもあるように、屋外と屋内でのセッションを収めた
アルバムとなったのでした。



前作に比べオリジナル曲も増えましたがアルバムの目玉と言えば
6曲目のストーンズのカバー「(I Can't Get No) Satisfaction」が
収録されている点でしょう。
本家ではまず聴くことのできない(当たり前ですが)そのヘヴィな
アレンジにより、原曲が持つあのノリと勢いを、もう一段階別の
次元へと押し上げてしまったように錯覚してしまいます。



こと、ブルーチアーといえば1stとそれに収録されているカバー
「SUMMERTIME BLUES」ばかりが取り沙汰されているようですが、
ファンの間ではこの2ndこそ彼等の最高傑作であるという声も
決して少なくはない点を考慮するとこのアルバムの完成度が自ずと
窺えるように感じます。



ひとまず、ヘヴィでサイケなハードロック路線はこの2ndまでで、
次作3rdからはメンバー入れ替えに伴いその音楽的な方向性も
大きく舵を切ることになっていくのでした。















それでは。