穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

燃える島の陰謀

フェーン現象みたく生暖かい風で気温だけは高いが、薄曇りで
はっきりしないお天気だった日本海



夕飯に出たモツ、牛スジ、お野菜を煮込んだ物が大層美味しく
ご飯が進みます。
ホコホコの大根が舌の上で踊ります。



自分の中でのブームは継続中。
ということで、引き続きクロマティ高校のDVDを視聴。
脱力系のナンセンスギャグがジワリと染み入ります。



そんなわけで引き続きこれを。
先のエントリに続き「魁!!クロマティ高校」のサントラ。
今回はVOL.2でございます。
深夜帯の同一番組からサントラが二つも発売されるという
こと自体が異例なことなのではないでしょうか?



今作のジャケは、ジャケ全体をメカ沢が埋め尽くしている
随分とシュールで前衛的なもの。
そのへんを意識したかどうかは不明ですが、曲内容の方も
即興要素を多く取り入れたチェンバーロック的な匂いも
感じさせるもの。



1曲目「スクエアムーン(Vocal version)」は前作にもあった曲
ですが、太陽と戦慄期クリムゾンをイメージさせるノイジー
ドロリとしたギターと、それに執拗に絡みつくヴァイオリンを
フィーチャーした曲に須磨氏のヴォーカルをのっけたプログレ/
ハードロックの好曲。
聴いているとその複雑さと構成の巧みさに、聴いているこちらの
背中がゾクゾクとしてくるのを感じます。
前述の通り、今作ではアコースティックな要素が前作より
多めに含まれている影響からか多少おとなしめに聴こえます。
前作にあった「フレディのテーマ」みたく、サスティーンが
たっぷりなギラつくギターサウンドも欲しかったと願うのは
贅沢なんでしょうか?



しかし、アニメのサントラの体を取っているとはいえ、前作と
このVOL.2、完全に美狂乱のアルバムといっても差し支え
無いのではと思います。
それを裏付けるかの如く、今作のインナーを見るとアニメの
内容そっちのけで美狂乱の詳しいバイオとかそういったものが
記載されているぐらいですし。
オマケでアルバム最後に彼等らのデビュー前、70年代の未発表
ライヴ音源なんて物まで収録されているのだからこりゃもう
確信犯だと頷くしかありませんよ、本当。



ただ、今作でもそうですが1曲1曲が異様に短いので、ファンに
とっては食い足りなさを感じずにはいられないのではと考えて
しまうのでした。















それでは。