年前に買っておいたTHE MOOSEMANに手をつけていなかった
ことを思い出し、早朝から始めてみました。
ゲームを開始するとナレーションが流れます。
字幕は英語ですがナレーションはどうやらロシア語の模様。
少数民族に伝わる神話の民間伝承を題材としたアクション
主人公のアクションは左右の移動と視界の切り替えという
極々シンプルなもの。
主人公は仮面の付け外しにより見えなかった物が顕在化するので
適宜切り替えながら進みます。
物質界と精神界を切り替える感じでしょうか?
黄泉の国や精霊の世界などなど、行く先々で土地神や精霊などの
助けを借りながら時には魔物や邪神とも渡り合わなければなりません。
とはいえ、こちらは攻撃手段が存在しないのでクリアするには知恵や
機転を利かせねばなりませんが。
また、このゲームの特徴としてシンプルながらよく情報の整理された
影絵を想起させる美しい画面の存在も忘れてはいけません。
俺はその絵と曲から強烈な郷愁のようなものを感じとりました。
長い旅の果てに主人公は何処に辿り着き、そして何を知るのか・・・
プレイ時間はそう長くありませんが、民間伝承に基づいたゲーム内容と
印象的な音楽にグラフィックと、まるで質の高い絵本を1冊読破したような
充足感で満たされました。
お値段もお安いことですし、是非、多くの方に見て触れて欲しいと
願わずにはいられない1作でした。
それでは。