令和の時代になってまさかこのゲームのサントラが
世に出るとは思ってもみませんでした。
デコゲーを語る上で避けて通れない快作であり、怪作。
あのチェルノブのサントラです。
ディスクユニオンのサブレーベル？らしいシネマ
館なるサウンドトラック専門レーベルからのリリ
ースとなっております。
普段は古いアニメや映画のサントラを出している
のに、今回突然のゲームサントラを発売した点に
まず驚き。
過去に何度か音源化されてきた本タイトルですが、
ここにきて単独タイトルでのサントラ化とは。
しかも、数あるデコゲーの中でこのタイトルが選択
されたという驚きもありますが、やはりこれが選ば
れたのかと妙な納得感もあったりで。
そして今作の目玉は、なんといってもメガドラ版音
源の収録ではないでしょうか。
メガドラ版では業務用には無かったオリジナル曲が多
数採用されている点も評価に値します。
また、そのどれもが非常に個性的であり、作曲者の底
力を感じさせるものばかり。
音に関して言えばリズムや音声をサンプリングで取り
込んだメガドラ版は、業務用に比べよりゴージャスな
仕上がりになったのではないかと考えます。
そのあたりは分厚い解説書に収録された作曲者のイン
タビューで確認することができます。
また、その解説書ですがデコの会社解説にはじまり、
移植された各バージョンの内容解説や作曲者である
吉田氏のインタビュー等々、非常に愛情と熱意が込
められた素晴らしい出来となっております。
だって、巻末にこんなネタまで収録されているもの
ですから尚のこと感心してしまいました。
流石、マニアックなチョイスで知られるディスクユ
ニオン傘下のレーベルの仕事です。
そして、ディスクをケースから外してみたらこんな
所にもネタが仕込んであり、思わずニヤニヤ笑いが。
それでは。
