穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

漬け物はおふくろの香り

以前から興味はあったものの、視聴する機会に

恵まれなかったアニメ映画、音楽。

無気力に日々を過ごす不良高校生3人組が、ふと

したきっかけでバンドを組み、紆余曲折を経て

ロックフェスティバル出場までを描いた群像劇。

 

 

 

主人公の声をゆら帝坂本慎太郎氏が演じていた

り、7年かけて描き続けた執念の手描き動画等々、

話題に上った要素も多々あれど、やはり俺的には

何のてらいも無くストレートに捻じ込まれてくる

音楽ネタの数々を推さないわけにはいきません。

初めて主人公達の音を耳にしたフォーク同好会の

森田君の心情風景として描かれたシーン。

ツェッペリンにフロイドにタルカス、おまけにフ

ライドエッグなんかも飛び出してくるものですか

ら、終始ニヤニヤしっぱなしです。

 

 

 

その森田君。

音楽はまったくの素人という主人公達の1人に、入門

用としてクリムゾンの宮殿を薦めていますね。

なかなか信頼できる男のようです。

 

 

 

主人公達のバンドはシンバル、バスドラすらない極々

シンプルなドラムスと、ベースが2本。

原始の記憶を呼び覚ますかのようなプリミティブな

リズムのみという大変男らしい演奏スタイル。

しかもラストシーンでは主人公がベースからリコー

ダーに鞍替えというウルトラCまで見せてくれます。

 

 

 

そして先の森田君が乱入し、ダブルネックのエレキ

を激しく弾き倒す様に圧倒されます。

銀縁眼鏡に長髪だった彼が金髪にサングラスという

以前のスタイルからは想像もつかないワイルドさで。

 

 

 

主人公である研二が激しいアクションを交えつつ、

一心不乱にリコーダーを吹く様を見て、ジェスロ

・タルのイアン・アンダーソンの姿を勝手にダブ

らせて更にニヤニヤが増す気味の悪いオッサンな

のでした・・・

 

 

 

 

 

 

 

それでは。