1枚聴きました。
カナダ産ハードロックバンドであるエイプリル・ワインが
84年に発表した11th「ANIMAL GRACE(野獣の叫び)」
カナダ産バンドといえば他にもラッシュ、トライアンフ、
にお気に入りのバンドを輩出しているお国ですが、この
エイプリル・ワインもその中の1つ。
数年前にユニバーサルからこのアルバムを含む数枚が紙ジ
ャケ仕様で再発されましたが、今回はその中の1枚である
この野獣の叫びが廉価盤としてポツンと再発。
俺がエイプリルワインと聞いて思い出すのがトリプルギター
を前面に立てた黄金期と呼ばれるまさにこの時期のアルバム。
その黄金期にはこのアルバムを含め全部で5枚リリースされ
たのですが、ウリであるハードロック全開というわけでも
なく、時代に迎合したのかAORの影響もチラホラと。
その影響なのかは判りませんが売り上げは本国カナダ以外
ではイマイチという結果になりました。
良くも悪くもマイルス・グッドウィンというギタリスト兼
ヴォーカリストの支配力が強いバンドですので、そういっ
た点もアルバムの仕上がりや売り上げに影響を及ぼしたの
かもしれませんね。
無理にAOR路線に舵を切らずに従来のトリプルギターを前に
立てたハードロック路線で押していればまた違った結果が
出ていたのかもしれません。
そして、このアルバムがオリジナルメンバーでの最後のアル
バムとなったことも付け加えておきます。
それでは。