1枚聴きました。
完璧主義で知られるドナルド・フェイゲンが率いる
スティーリー・ダンが93年にまさかの再結成。
おまけにライヴも行うとのことでファンや業界もに
わかに色めき立ちました。
その再結成を受けて北米で行われたラジオ放送用の
音源を収めた2枚組ライヴ盤、「HEY NINETEEN 93」
当時、フェイゲンの2ndソロアルバムをダン時代の盟
友であるウォルター・ベッカーがプロデュースしたこ
とを受け、そこから話が膨らみこの再結成及びツアー
に至ったという経緯を聞き、人同士の繋がりというの
も満更捨てたものではないなと感じ入りました。
スティーリー・ダン時代の「Hey Nineteen」や、「De
acon Blues」等々の名曲群をはじめ、「I.G.Y」のような
フェイゲンソロ曲と、おまけにまだ未発表だったベッカ
ーのソロ曲までお披露目するという大盤振る舞いぶり。
昔から偏執的なまでの拘りでその鉄壁のアンサンブルを
体現してきたスティーリー・ダン。
このライヴでもジャズやフュージョン方面から腕っこき
の面々を集め、変わらぬ高品質なアンサンブルを聴かせ
てくれます。
また、スタジオ盤とのアレンジ違いを確認するのもこう
いったライヴ盤の楽しみでもありますね。
なにはともあれ、ファンなら必聴な内容のライヴ盤なこ
とには間違いありません。
それでは。