穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

Gone Train Gone

今日は朝から地区清掃や防災避難訓練などで半日が潰れる。
その後、掃除ならなんやらしてたら既に夕方。
またいつも通りの休日でした。



今日はこれを。
カクタスが06年に発表した復活作、「V」にボーナスDVDを付けたお買い得版。
「CACTUS MUSIC]です。



全体的にソツの無い作りで復活作としてはまずまずなんじゃないかと思います。
2曲目の「Muscl&Soul」なんかを聴くと、たっぷりとタメの効いたリフが印象的な
カクタスお得意のヘヴィロックに仕上がっています。
やっぱりカクタスはこういう曲が1番しっくりくる。



ただ、今作のプロデュースがアピスの所為なのか、全体的にドラムが
前に出ている音作り。
もうちょっとジムのギターを前に出してやると全体的なバランスがとれて
好い感じになるんでしょうけど、でしゃばりのアピスにそれを言ったところで
詮無いことなんでしょう。
また、前半の曲が少々地味なことを考慮して、アルバム終盤に収録されている
「Gone Train Gone」や「Shine」なんかをトップに持って来れば、また違った印象になったのかも。



アルバムとしての出来は決して悪くないです。
その証拠に、気が付けば結構な回数リピートして聴いてますし。
ベテランの復活作としては充分に及第点がつく出来です。
往年の彼等が凄過ぎたために、当時の姿を重ねてしまうのは致し方の無いこと。
しかし、彼等も人間、それぞれ年齢を重ねてきました。
他のベテラン勢に比べれば十二分にパワフルですので、これはこれで間違いではないのです。


さて、おまけのDVDは近年の彼等の動く姿が見られる貴重なもの。
ティム・ボガードが自在に弾きこなす多弦ベースの凄いこと。
年齢による衰えを感じさせません。
いやー、普段も相当練習されてるんでしょうねぇ。
カーマイン・アピスもドスッと腹に響く重いバスドラは健在。
ただ、ちょっと手数の方は減少して寂しくなったかな。



まだ「V」を購入しておらず、尚且つ欲しいという方には
このアルバムの方がお薦めです。
何しろ値段も安いですし。



ケースを手に取りジャケットとインナーを眺めて楽しむ。
安い輸入盤漁りだけでまだまだ当分楽しめますね。
どれだけダウンロード販売が流行ろうが、こうしたパッケージ商品はこの先も
残っていくことでしょう。



それでは。