今日から仕事も本格始動。
正月休みでなまった体に鞭を入れつつ、エッチラオッチラ。
今日も引き続きアンヴィルです。
83年発表の3rd「FORGED IN FIRE」です。
名作でもある前作の2ndに比べると若干スピード感が落ちて
いくらか落ち着いたムードになったように感じられる今作ですが、
どっこい、曲が詰まらなくなったなんてことは無く、寧ろ、作曲やアレンジに
磨きがかかり曲の奥深さもグンと増しています。
1曲目の「FORGED IN FIRE」の多少サバスの臭いを感じさせる
ドゥーミーな楽曲にちょっと戸惑うかもしれませんが、
曲を聴いてみればしっかり彼等らしい味付けがなされており
聴き込むほどに味わいが増してくるのです。
後のライヴでも定番になるのも納得の出来。
続く2、3曲目の「SHADOW ZONE」「FREE AS THE WIND」も
メロウでスラッシーなナンバーでメタル好きならホクホクな出来。
全体的にカチッとしたアレンジで音質も(当時にしては)
良好な部類ですので、安心して視聴に耳を傾けることができます。
しかも、アルバム後半へ行くほど盛り上がるという。
2ndも名曲、佳曲の宝庫でしたが、いやいや、この3rdもなんら劣る所の無い
完成度で全盛期の彼等が如何に目まぐるしい速さで進化していったかが
よく判る仕上がりなのでした。
硬質で重い重金属音に塗れてみたい時には欠かせぬ1枚なのです。
それでは。