帰宅後は兄怪獣が借りてきた本を読めとせがむので、
風呂上りに一通り読み聞かせ。
解っているかどうかは別として色々上の行動を真似てみたい年頃なのかも。
はい、今日はこれ。
データイーストが発売した数少ないガン・シューティングの内の一つ
「ドラゴンガン」のサントラです。
デコが挑んだ重厚なファンタジー・ガン・シューティング。
世界観、キャラ、グラフィックのそれぞれにデコの本気が満ち満ちています。
それは勿論、難易度にも。
自分の腕前がヘボな所為もありましたが、当時、渋谷のシルクハットで発見し
即、飛びついた初プレイは2面で終了という有様。
もうちょっと上手く調整すれば遊び易くなったのではないかと思うと
勿体ないなあというのが正直なところ。
高度な画像処理、生き生きと動くキャラクター達、野沢某の音声、
そして、何といってもこのゲームを最大限に盛り上げたのはこの素晴らしい曲の数々。
1面「神炎」は、出だしから延々とリズムのみで進行し、1分過ぎからパッと爽やかな
メロディーが切り込んでくるその手法に感心してみたり、2面「飛雷」では
冒頭から変拍子で鳴り出す重厚なオーケストラ風BGMで、思わず感嘆の声を漏らしたり。
かと思えば、思わず体が動き出すようなトライバルなリズムの曲もあったり。
そう、曲全体に言えることですが、変拍子の配分が多めでプログレ的手法を取った曲が
多く存在しているのは、コンポーザーさんの趣味に依るところも大きいのでしょう。
とにかく先が見たくてなけなしの金を両替しては挑み続けた本作。
ただ、やはりと言うかその難易度が災いしたのか早々に姿を消すロケも
多かったように記憶しています。
大型筐体故に出回りも決して良くなかったでしょうし、おそらく売り上げでも
苦戦していたのかもしれません。
ただ、願いが叶うなら、またあの素敵な筐体で勇壮な曲の数々を体全体で感じつつ、
思いっきり撃ちまくりたい思いに駆られることもあるのです。
それでは。