昨日から急に冷え込みいよいよ本格的な秋の到来かと思っていたら
妙高では初冠雪だったんだとかで。
道理で冷え込んだわけです。
さて、今日はこれを。
エア・プレイやボストンにも参加していたヴォーカリスト、トミー・ファンダーバーグが
結成したスーパーグループ的なプロジェクト、ホワット・イフが
87年に発表した唯一のアルバム、タイトルも同じく「WHAT IF」です。
2000年頃にBMGから発売された「ROCK名盤Collection AOR編」の内の1枚。
オビにK2マスタリングの表記があるところを見るとリマスター盤なんでしょうか?
ついでに日本初CD化とも書かれていますね。
AOR編シリーズの1枚として発売された割には随分と骨太で硬質な
メロディアス・ハードロック寄りな音になっています。
それでも1曲目の「WHAT IF」のような爽快で溌剌とした曲ではなく、
それ以外の曲にしっとりと落ち着いたAOR的な要素も垣間見えたりするので
このシリーズで発売したこともあながち間違いではないのかもしれませんが。
とはいえ、アルバム全体を支配するのはやはりハードロック色。
リバーブたっぷりなヴォーカルにドラム、エッジの立ったギターサウンドと
音を聴いた感じではジャーニーの「FRONTIERS」とかに近いものを感じました。
こうした高水準な曲を生み出したプロジェクトもアルバム1枚でその後が
続かなかった事例なんて、それこそ掃いて捨てるほどあるところを見るに
ビジネスを含めた音楽というものの難しさを感じずにはいられないのでした。
それでは。