今日も引き続き雪降り。
とはいえ、あまり降らずに厳しい風が吹き付ける1日。
おかげでどこもかしこもカチンコチン。
さて、今日はこれを。
エリック・ドルフィーの64年に発表されたブルーノート・レーベルに
ただ1枚残されたアルバム「OUT TO LUNCH!+2」です。
EMIがユニバーサル傘下になった結果、ブルーノート関連の権利も
ごっそり移動となったわけですが、そのユニバーサルからファン投票に
より選ばれたアルバムを人気順に発売していくという企画の中の1枚です。
内容も既発版に更に未発表ボーナストラックを付けた最新リマスター
SHM-CD盤という代物。
手を変え品を変えファンから搾り取ろうとメーカーも必死です。
そしてこのアルバムですが、フリージャズや現代音楽の範疇で
よく語られているのを目にしますし、実際自分もそういう風に
認識しています。
奔放な即興演奏と見せてその実、緻密な計算とリハーサルに
裏付けられたそれは、実に様々な表情を見せながら聴く度に
違った発見を促すかのような奥深いもの。
こういったジャンルは理屈が先行しがちですが、たまには
そういったものに囚われず気の向くままに耳を傾けるような
聴き方もいいと思うのです。
というか、俺なんかは実際そうしてますし。
ふっと気の緩んだ一瞬に耳に飛び込んできた音にハッとさせられる。
音楽との接し方も人の数だけ。
それでは。