穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

約束の果て

待たされ続けた1冊が漸く我が家にも届きました。
ゲームメーカー、ジャレコの歴史を俯瞰し纏めた1冊。
その名も「ジャレコアーカイブズ」です。



しかし、随分とお高い本だなあなんて思いながらページを開いてみて、
その理由を理解しました。
何やらオリジナルのサントラが同梱されていますね。
聴いてみましたが家庭用の音源が多く、業務用ジャレコゲーファンの
俺には結構厳しい内容。
できればこういうのは付けずにその分価格を下げる努力が欲しかった。



さて、内容の方はといえば、初っ端に創業者である金沢市のインタビューを
持ってきている点にまず驚き。
記事にもあるように今まであまり表舞台には出てこられない方でしたので
なかなか貴重な内容だと思うのです。
色々と興味深いお話が載っていますし。



個人的に初期ジャレコゲーといえば、ポップフレーマーや
ノーティボーイがまず頭に浮かびます。
この辺がジャレコゲーの初体験でしたし、それ故にジャレコ=業務用
という認識が強く植え付けられているようです。
ノーティボーイのあの独創的なアイデアには夢中になりましたし、
あの狂ったように動き回るオバケの挙動にも・・・



その後、ファミコンにも参入したジャレコですが、俺の中では
依然として業務用メーカーのイメージが強かった為、家庭用はほぼ、
スルーの状態でした。
そして俺にとっての一番の黄金期がメガシステム1がリリースされた
この辺りから始まります。



丁度、上京して暫く経ち情報を受信する範囲も以前とは比較に
ならない程拡散していった時期と重なります。
メガシステム1といえばP-47や天聖龍、プラスアルファ・・・
曲の良さも相まってかなりプレイを重ねたタイトルばかり。
って、NMK作品が多めですね。



過去にも小特集されることはあれど、ここまで仔細にわたって
しかも、1冊の本として纏められることなど無かったゲームメーカー、
それがジャレコ
これを読まなければ知り得なかった外注メーカーなどなど、
新鮮な驚きや発見に満ちた1冊でしたので、ジャレコというメーカーに
興味のある方なら満足に足る1冊なのではないかと思われます。
















それでは。