穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

果実が熟す日

昨晩は夕飯を兼ねて飲み。



野菜やら何やらをモリモリいただきます。



サワラのお刺身が出てきました。
今時期は脂がのっていて実に美味いのです。



はい、今日はこれを。
巨漢シンガー、ミートローフが5年ぶりにリリースした1作。
「Braver Than We Are(勇者再誕)」です。
メタルバンドのアルバムみたいな仰々しいジャケットアートも
実にそそりますねえ。



今作ではなんと、盟友ジム・スタインマンが20年ぶりに全曲を作詞作曲
したとかで(ボーナストラックは除く)嫌でも期待が高まります。



1曲目、「Who Needs The Young」は緩急をつけた語りを交えた
ミュージカル風の1曲。
「お、今作はこういう出だしで来たかあ」なんて油断していたら
2曲目の「Going All The Way」がいきなり11分オーバーの長尺曲
だったものですから、足元をすくわれた様な感覚に陥りました。
大ヒットした「Bat Out Of The Hell」とは違い、ゆったりとした
テンポで女性シンガーとの掛け合いやコーラスを交えながら聴かせる1曲。
静かに始まり曲の終わりに向かい段々と盛り上げていく様は
過去の名曲「I'd do Anything for Love(But I won't do that)
〜愛にすべてを捧ぐ〜」を彷彿とさせます。



全曲、ジムのペンによると冒頭で書きましたが、ボニー・タイラー
へ提供した曲があったり、ミュージカルに提供した曲を書き直したりと
全曲がこのアルバムの為に書かれたわけではありません。
その影響なのか曲の方もあの仰々しさは少々控えめで、随分と
コンパクト且つカチッとした音の曲が多いように感じます。
俺が期待したようなダイナミックなハードロック/ロックンロールの
一大抒情詩の曲も見当たりません。
それでもミートローフが歌えばそれらしくなってしまうところが
ミートローフたる所以なんでしょうけれど。



そんな彼も70歳を目前に控えた所為か曲を聴いていると流石に声の
衰えを感じずにはいられません。
出来る限り元気で歌い続けて欲しいですが、健康に纏わる良くない話も
聞いていることですし、いつまで続けてもらえるのかも判りません。
そう考えると96年に1回だけ赤坂BLITZで行われた来日公演を
観ることができたのは実に幸運だったと今になって思うのです。



そして、今回の国内盤は日本コロムビアから。
ミートローフのアルバムといえば、過去にソニー東芝EMI
ユニバーサルと来て、何故かコロムビアからの発売となったようです。
どういった経緯でそうなったのか細かいことは存じませんが、これも
アイドルマスター関連の売り上げからくる余裕なんだろうと良い方に
解釈することにしておきます。
そういった意味ではコロムビアさんに感謝感謝ですね。
















それでは。