穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

アカシックレコード

今日はこれを読みました。
ガールズ&パンツァーをネタにした4コマ作品集。
著者のみぎひざさんがWEB上で発表していたものを1冊に纏めた
ぼうけんのしょ」です。



後からジワジワと効いてくる不条理系。



ガルパン、というか、主に聖グロリアーナとローズヒップを軸に据えた
不条理4コマ漫画。
何の脈絡も無く機関銃掃射の如く突然突っ込まれるネタの数々に
面喰いつつ、いつしかそれも笑いへと変わり・・・



ある程度原作キャラの性格を踏まえつつ、そこにどう作者なりの
独自解釈を持ち込むのかも同人誌の楽しみの一つ。
可能ならば長く続いてほしいと願うシリーズの一つなのです。



はい、今日はこれ。
ロスのスタジオ・ミュージシャンで結成されたグループ、Mr.ミスター
85年に発表した2nd「WELCOME TO THE REAL WORLD」です。
ソニーAOR誕生40周年企画の内の1枚。
ただ、音を聴いた限りではAORというよりは普遍的なポップロック
ところによりハードロック的な面も見せたりもするので、簡単に
AORという枠で一括りにしてしまうのは少々乱暴かなとも思います。



1stはそれほど話題になりませんでしたが85年に発表したこの2ndからは、
俺の大好きな1曲「BROKEN WINGS」がジワジワとヒットチャートを登り、
遂には1位に輝いたのでした。
ベースのリズムでゆったりと静かに始まるこの曲は、ヴォーカルの
リチャード・ペイジが抑え気味に、終盤に向けて切々と歌い上げて
いく1曲。
淡々と始まり途中の転調で盛り上がるかと見せかけて、こちらの期待を
裏切るかの如く僅かな盛り上がりの後、そのまま静かに終わるという、
これまた俺が敬愛するアラン・パーソンズ・プロジェクトの1曲でもある
「EYE IN THE SKY」の展開に符合する箇所もあり、そういった
ところもお気に入りな理由なのです。



結局、このアルバムからは前述の「BROKEN WINGS」と「KYRIE」という
2曲の№1ヒットを生み出し、結果、アルバム自体も№1に達した
堂々たるヒットアルバムとなったのです。
当時、高校生だった自分が夢中でラジカセに噛り付いて聴き倒して
いた曲だけに思い入れもひとしおなのでした。



そして、プログレ者的視点ではなんといってもドラマーに、あの
キング・クリムゾンで活躍することになるパット・マステロットが
居る点にも注目したいですね。
流石、フリップ爺様に腕を買われるだけあり、若い頃から達者な
プレイを聴かせてくれます。



冬の夜にはこういったアルバムが無性に恋しくなるのでした。




















それでは。