穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

呪縛の終焉

先日ダウンロードしたマジシャンロードが中途半端で放置して
あったことを思い出し、きっちりやり込んで実績をコンプ。



ずっと所有していないと思い込んでいたプログレッシブ・ロック
コレクション・シリーズのマクドナルド&ジャイルズ。
たまたま出品があったので慌てて手配したものの、よくよくCD
ラックを確認してみたら既に購入済み。
急いで先の注文をキャンセルという体たらく。
いやー、既に自分が何を所有しているのかさえも忘却の彼方。
ちゃんと確認しないと駄目ですね。
業者さんには悪い事しちゃいましたね、御免なさい。



そんなわけで今日はそのマクドナルド&ジャイルズの70年に発表
された一枚、「McDONALD AND GILES」です。



そして、てっきりリマスター盤だと思い込んでいたこれもオビや
インナーを確認してみてもどこにもリマスターの表記が無い
どころか使用されたマスターの年度も記載されていません。
以前購入したHDCDリマスター音源とはまた別マスター?
同じワーナーでもアトランティックR&Bコレクションではオビに
その旨きっちりと記載されていたので、このシリーズも当然そう
だろうと思い込んでいましたが、どうやら違うようです。
ただ、俺を含めたプログレッシャーなんかはそういうのを殊更
気にするような人が多い印象があるのですが、俺だけ?



はい、それではいつもの雑感などを。
言わずと知れたプログレ・モンスター、キング・クリムゾン
宮殿をリリース後にバンドから脱退したオリジナルメンバー、
イアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズによる唯一の
スタジオ盤となるのが本作。
のどかな田園風景を想起させるようなイギリスらしい叙情感に溢れ
宮殿で見せたようなシリアスな重厚さはここでは見当たりません。
ジャズ、クラシック、エスニックにフォークといった要素を内包し
宮殿とはまた違った非常に穏やかでリラックスした雰囲気の曲が
ここにはあります。
それらの要素が最後、20分を超える長尺曲である5曲目の
「BIRD MAN」に凝縮されています。
ジャジーな中に叙情性や幻想性を感じさせながらも充分に
スリリングな要素も味あわせてくれ、20分超という時間も瞬く間に
過ぎ去ってしまうのでした。



英国ロックの美味しい所を凝縮した内容で、宮殿と並び未だに愛聴
している自分には欠かせない1枚なのでした。















それでは。