ケムコさんのRPG第三弾、レブナント・ドグマが発売されました。
お手頃価格で軽めのRPG。
重厚な大作ではなく手軽に楽しめる1本を求める向きには
お値段も含め丁度いいかもしれません。
先週からずーっと買い溜めしてあったオーペスのアルバムを
聴き漁っています。
そんなわけで今日はこれ、2014年に発表された11作目となる
「Pale Communion」です。
前2作の路線を更に押し進め、より、アコースティック且つ
プログレ要素を増した印象の本作。
なので勿論、デス声もありませんし、全編ヴォーカルである
ミカエルのクリーンヴォイスで歌われています。
けれどもこの声が「あのデス声を絞り出していた同一人物か?」
と、疑いたくなる程味わい深く素晴らしい歌唱を聴かせてくれる
ものですから尚更驚いたのです。
意図的にデスやメタルの要素を遠ざけたのか本作はしっぶーい
ブリティッシュ・ハードロックや70年代プログレの香りを豊富に
湛え実に聴き応えのあるアルバムへと仕上がっています。
それにつけてもリーダー兼ヴォーカルでもあるミカエルのその
溢れんばかりの才能には曲の端々から伺えるクラシックロック
やプログレへの敬愛や尊敬の念が感じられ、その手のファンにも
うったえるものが多いのではないでしょうか?
しかし、以前のようにデスやブラックの要素を求めるファンには
物足りないである1作であることも間違いの無い事実でしょう。
願わくばこの路線でずっと続けて欲しいところですが、バランス
的にもそれは難しいところなんでしょうね。
それでは。