映画を1本観てきました。
永遠のロックアイコンであるフレディ・マーキュリーとクイーンの
メンバー達に纏わる映画、ボヘミアン・ラプソディです。
主人公であるフレディの生い立ちとバンド結成への経緯、そして
世界的なバンドへと羽ばたいていくまでの過程を描いていました。
アルバムとツアーを重ねる毎に増大する人気と知名度。
それと比例して顕在化してくるのがフレディーのエゴと他メンバー
間との確執。
彼等の音楽性についての問い合わせはほぼ皆無なばかりか、
ゴシップ的な質問しか繰り返さないマスコミにも嫌気がさして
いたそんな時、フレディに転機が訪れます。
満員の観客がすし詰めになっているウェンブリー・スタジアム
にて行われたクイーンが再起をかけて出演したライヴ・エイド。
スタジアムの観客と一体になりながら全身全霊を傾けて歌われる
伝説のチャンピオン・・・思わず目頭が熱くなってしまいました。
脚色があるとはいえ、当時、友人宅で徹マンしながら流し見して
いた彼等のパフォーマンスの裏側に、こんなドラマがあったとは。
常に華やかなように見えていたフレディの日常も、実情は耐え難い
孤独や屈辱と葛藤に苛まれたていたという点に胸が痛みます。
そんな彼が心身ともに救済されるのがエイズ疾患が発覚してから
という点がなんとも皮肉でやるせない。
「ベルは聞こえないが、呼び出しには応えている それは僕ら
みんなと同じように、君にもやってくる」
今夜はアルバム「THE WORKS」収録の「HAMMER TO FALL」の
歌詞を噛み締めながら休もうと思います。
それでは。