穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

ターゲット・ロック

今日は帰宅早々、名古屋勢の迎撃のため
悪あがきという名の最後の部屋掃除。
たった2、3日でも結構埃が溜るもんです。



今日は掃除しながらこれを聴いてました。
タクミ開発の縦シューティング、究極タイガーIIのサントラです。



今回はサンプリングギターのリフを多く採用した
ロック色の強い曲が多目です。
1曲目のSTEEL TIGER IIなんて、出だしがまんまドラゴンボールZのOPみたいだったり
2面BGMのギターリフがジミ・ヘンドリクスのパープルヘイズ風だったりと、
最初に耳にした時はちょっとビックリさせられました。
タイトーのF3基板を使用しているので音の綺麗さについては折り紙つきですが。


全体的にイキのいいロックナンバーが増え、初代の売りの一つであった
どこか垢抜けない泥臭さと、強烈な鳴きを伴った楽曲群は鳴りを潜めたような。
ゲームのカラーに合わせたような明るめの曲が多いですね。


思えば最初にリリースのアナウンスを知った時、尋常ならざる期待感で
胸が破裂しそうになったことを今でも覚えています。
しかし、やって来たのはちょっと地味な縦シューティング。
当時のゲーマー達を返り討ちにしてきた高難易度を誇る
あの、究極タイガーの面影は微塵も感じられません。
共通点といったら自機がヘリといったところぐらい。



何より、その著しく低下した難易度に驚いたものです。
決して縦シュー得意ではない自分でさえ初プレイ時で5面まで行けたのですから。
間口を広げるための処置なんでしょうが、いくらなんでもちょっと下げ過ぎたような。
市場に出た後も案の定、その評価はあまり芳しいものではなく、早々にロケから姿を消しました。
思うに究極タイガーの名を冠していなければちょっと地味なシューティングとして、
ここまで酷評されなかったと思うのです。
前作が余りに偉大過ぎて、続編はその存在自体が霞んでしまったような結果に
なってしまったと自分などは思ったものです。



ただ、考え方を変えれば、この難易度ならシューティング初心者の方にもそれなりに
楽しんでもらえるのかな、なんてことを考えました。
もし、本家の東亜プランが存命で直々に続編を出していたらどうなっていただろうかと
考えると、また違った結果になっていたかもなんて夢想してしまいます。


それでは。