なんでも関東甲信越も梅雨が明けたんだとか。
途端にこの猛烈な湿度でやる気を持ってかれる。
少々、極端過ぎるような気もします。
雨も充分ではありませんでしたし。
ジメジメの鬱陶しさは煩い音楽を聴いて晴らす。
そんなわけで今日はこれ。
ホワイト・スネイクに籍を置くあのダグ・アルドリッチのプロジェクト、
バーニング・レインのなんと13年ぶりの3rd「EPIC OBSESSION」です。
キース・セント・ジョンの熱いヴォーカルが光る1曲目
「SWEET LITTLE BABY THING」で既に満面の笑み。
「あー、キースの声は2ndの頃とちっとも変ってないなー」と、
安心しつつ、スローテンポのブルージーな曲ではただ叫ぶだけではない
その表現力の豊かさに感心しつつ聴き入ってみたりと。
ダグのギターも押し引きを心得た流石の安定感。
とっくに消滅したと思っていた本プロジェクト、まさかまさかの新作発表でした。
しかし、やっている音楽は13年経とうがまるっきり変わっていません。
この普遍さを良しとするかどうかは聴く人の判断に委ねられると思います。
勿論、自分は肯定派。
派手さも無いですしこれといって目新しいことをやっているわけでもない
極々オーソドックスなハードロックをプレイしていますが、聴き込めば聴き込むほど
その味わいを増すスルメのような1枚。
このご時世にこんなスタイルの曲で勝負してくる頑固さが
ダグらしいと言えば実に彼らしい。
当然、ホワイト・スネイクでの仕事があるのでこちらは
サイドプロジェクト的な扱いなんでしょうけど、13年も経った今、
彼が自身のバンドとして新譜を出したということは、ライオンや
バッドムーン・ライジングが現役だった頃のように並々ならぬ
誇りと拘りを感じるのです。
願わくばこのバンドを彼の生涯のプロジェクトとして活動してくれれば
こんなに嬉しいことはありません。
それでは。