穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

地獄に堕ちた子供たち

霧のような小雨に包まれた1日。
気温も低く除湿要らずな涼しい1日でした。
ああ、こういう凌ぎやすい気候が続けばどんなに楽なことか。



今日も飽きもせずWOTで戦車戦車。
本当、XBOX360はハード末期だろうに良い延命ソフトを
出せたもんだなあと感心することしきり。
あ、何かロシア戦車の優遇イベントが。
搭乗員経験値が50%増しなのは羨ましいなあ。



今日はやられが多めですが、周りが頑張ってくれたおかげで辛うじて
勝ちを拾えた試合が多い。
アリガタヤ。



今は目標に向かってコツコツ資金と経験値を稼ぐ時なのだと
自分に言い聞かせ粛々と戦闘をこなす。



数値は低くともチームの勝利に貢献したと思えば。



また、アメリカ戦車の優遇イベントやってくれませんかね。



さて、今日のBGMはこれ。
イギリス出身のユニット、スクリッティ・ポリッティによる
85年発表の2nd「CUPID & PSYCHE 85」です。
ハードロックやメタル一辺倒だと流石に疲れちゃいますから。



当時、出たばかりのヤマハDX-7を大々的にフィーチャーした力作。
FM音源ってこんなに色々なことができるんだという驚きを与えてくれた
1枚です。
当時ではまだまだ物珍しかったサンプラー等を巧みに駆使し
生み出されたその曲達は、ソウル、R&B、果てはパンクやポップスまでと、
ジャンルを跨いで貪欲に飲み込んだ結果、生み出されたものでもあります。
ヴォーカルのガートランドの中性的なファルセット・ヴォイスと
拘り抜いたそのリズムで、聴く者の耳を嫌でも捉えます。



1曲目「THE WORD GIRL」の小洒落たアレンジで聴かせるハイセンスな
レゲエは、ボブ・マーリーの曲などから連想する泥臭さにも似た
あの感触とは正反対なもの。
あくまで冷ややかで、デジタル故の一種乾いたその独特の感触は
当時高校生だった自分の耳には全く異質なものに聴こえたのでした。
かといって、遠ざけたくなるような類の物でもなく、聴き込むほどに
新鮮な驚きと発見を与えてくれる麻薬のようなアルバムでしたが。
根底に流れているのは紛れもなくロックやポップスのそれですが
なので、彼等の曲にはまるまでにそう時間は要しませんでした。
ただ、ガートランドのやろうとしていたことはそういった既存のロックや
ポップスの解体からの再構築だったのかもしれません。



80年代後半の音楽シーンは間違いなくこの1枚で良くも悪くも
流れが変わっってしまったと断言しても憚られない、それほどの
完成度のアルバムだと自分は考えます。
「THE WORD GIRL」の涼しげなイメージはこういった梅雨時の
気怠いムードの中で聴く際にも抜群な効果を発揮します。



こういう革新的なアルバムは、いつも突然世に出てくるものなんだなあ
みたいなことを考えながら。





それでは。