穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

Winds of death

今日からまた仕事。
朝夕も冷え込むようになり秋めいてきました。
酒や食べ物が益々美味くなりますね。



遅ればせながらゲームミュージックのこれを購入しました。
セガ体感ゲームパワードリフトのオリジナル・サウンドトラックです。



過去にも何度か音源化された、あの、パワードリフトのBGMが
最新技術で新たにレコーディングされた恐らく、これが最終版となるであろうサントラです。


早速、聴いてみると、インナーの解説にある通り、それぞれの音がかなりクリアに聴こえます。
マスタリングによる差もあるとはいえ、これが本来の鳴り方なんでしょうね。
Like The Windを聴いてみると、その差がよく分かります。
メロディーは埋もれることなくしっかりと自己主張していますし、
ドラムの各パートもシャッキリしていますね。
スネアやバスドラ、タム等の音がお互いに被らずに各々よく聴き取れます。


そして、自分がパワードリフトの中で1番好きな曲、Adjustment Mindです。
印象的なイントロに音の塊となって雪崩のように切り込んでくる荒々しいドラム。
ああ、もうこれだけでこのCDを買って良かったと満足させてくれました。
曲はメローディーよりもリズム主体で強引に押しまくるスタイルの曲なんですが、
そういう曲だからこそ、ドラムとベースのリズムパートがはっきりと聴き取れるという事実が
活きてくると思うのです。


昔はこれを聴くにはサイトロン版のサントラを入手するしかありませんでした。
サイトロン版はリバーブたっぷりで音もちょっとこもり気味。
ドラム等のリズム音が全体的に奥に引っ込んで聴こえるという、
今にして思えばちょっと残念な仕上がりでした。



思えば、当時の技術ではあまり芳しくない録音状態を少しでもカバーしようという、
苦肉の策での過剰なリバーブだったのかもしれません。

でもね、昔はパワードリフトを聴きたければこれを買うしか選択肢が無かったんですよ。
それにまだサイトロン1500シリーズのように、アーケードで単独タイトルの音源を発売する
シリーズなんてありませんでしたし。

しかも20年以上も聴き続けてきた音源故、音が悪いと無下に切り捨てることもできませんし。
雛鳥の刷り込みではありませんが、最初に耳にした時のインパクトはなかなか忘れられないものです。
ほら、野郎が初めて付き合った彼女のことを、いつまでも忘れられないのと一緒ですよ。


といった訳で、これからは両方の音源を聴き続けることになりそうです。
何と言ってもサイトロン版には自分の大好きなスクランブルスピリッツも収録されていますしね。



それでは。