いよいよ降り出しました。
白い悪魔の季節、再び。
もう2回ぐらい降ったら根雪になりそうな。
冬の夜にはこれを。
メガドラの横シューティング、鋼鉄帝国です。
まずはデモを眺めて気分を高揚させて。
映画のオープニングのようなデモ画面。
マニュアルを読むと判りますが、このゲームを1本の映画ように見立てています。
タイトル。
曲に合わせてスコアがスクロールします。
マーチ調で好い感じ。
ブリーフィングの後、自機選択。
機動力の戦闘機か耐久力と攻撃力の飛行船か。
パワーアップは経験値方式。
敵輸送機を破壊すると経験値やスコアのチップが出現するので残さず回収。
オプションやスピードアップ、ダメージ回復はそれぞれ単体で出現する。
中ボス。
この敵もそうですが、全体的にラピュタを意識したようなデザインが多いです。
1面にしては硬い上に攻撃が厭らしい。
危なくなったらボンバー投下、画面内を稲妻が一掃。
1面ボスの装甲列車。
背景も含めて良い雰囲気を醸し出してます。
画面端に追い詰めても攻撃の手は緩めません。
全体的にボス関係は耐久度が高い上に、攻撃がねちっこいものが多いです。
2面は炭坑内での戦い。
自機の攻撃システム上、後ろからも容赦なく攻撃してくる。
爆発から一転、身を翻すと高速スクロールが始まります。
エアバスター2面並のスピードなので、多少のダメージは覚悟しないといけません。
2面ボス。
履帯の動きが細かくて好印象。
でも、往生際の悪さは相変わらず。
見えている砲台を全て破壊すると中からコア兼砲台がコンニチハ。
3面。
雲海の中で繰り広げられる孤独な戦い。
その目には何を映すのか。
雰囲気や演出を重視し、非常に丁寧に作られた1本です。
途中、やや冗長な個所も見受けられますが、全体的にはよく纏まっているのでは。
統一された世界観とその雰囲気を盛り上げるBGMもまた素晴らしい。
HOT-Bといえば、業務用はインセクターXやシュマイザーロボ。
ファミコンではプレイした方々の誰もが太鼓判を押すクソッぷりが別の意味で
評判になった、星をみるひとなどなど、首を傾げたくなるような微妙な出来や
看過不能な出来のゲームを結構な数、排出したメーカーです。
そんな中、発売されたこの鋼鉄帝国。
その雰囲気に惹かれて購入したものの、上記のような理由で過度の期待は
禁物と自分に言い聞かせながらプレイを始めました。
一転、目と耳が釘付けになりましたね。
何だこれは、本当にあのHOT-Bのゲームなのかと。
良い意味で裏切られてからは1日1回はプレイを行う日々へと変わったのでした。
当時はそれぐらいの衝撃だったのです。
あのHOT-Bが、と・・・
未だに思い出しては漆黒の愛機にセットする1本なのです。
それでは。