寒さに震えながら帰宅したら夕飯は鍋でした。
かんずりを少々投入すると美味さがグンと引き立ちますね。
これも年前に買っておいて、すっかり読むのを忘れていた1冊。
原作：ピエール瀧、作画：漫☆画太郎のコンビが粉塵の如く
世にばら撒いた毒塗れの1冊、虐殺！！！ハートフルカンパニーです。
さて、このコンビの作品というと、この作品の後に週間少年チャンピオンにて
連載していた樹海少年ZOO1が思い出されますが、単行本の数はある程度重ねたものの、
途中で話をなかったことにして仕切り直すは、最終回前は爆弾の
カウントダウンだけで数回分を無理矢理消化し尽くすはというグダグダさで、
（しかも、カウントダウンが終わって爆発し、そのまま終わりという投げっぷり）
決して褒められた内容の物ではありませんでした。
（まあ、画太郎作品には結構な数の打ち切り作品もありますが）
しかも、この作品の掲載誌コミックバウンドが創刊時から休刊オーラ漂う代物で
掲載作品も微妙な物が多かったのも事実です。
自分なんかはこれと、天体戦士サンレッドの前身、気象戦隊ウェザースリーしか
読んでいませんでしたし。
案の定、コミックバウンドは僅か数号でその短い生涯を終えるのでした・・・
なので、当然本作も未完で終わった訳ですが、加筆、描き下ろしを大量追加で
まさかの10年越しの単行本化！
しかも、版元のエニックスからではなく、太田出版から！
このご時世にこんな本を出してくれるなんて、太田出版ぐらいだろ。
内容はいつも通りのコピー＆ペーストが炸裂する安心の画太郎節。
殆ど伝統芸能の域にまで達しているような。
その内容故、決して万人にはお勧めできませんが、ハマル人ならとことんハマル
抱腹絶倒、阿鼻叫喚の画太郎ワールド。
気になる方は是非。
それでは。
