何やら明日から天候が崩れるとか。
入梅したものの、雨らしい雨は皆無だったので
お百姓さん達には嬉しい雨となることでしょう。
今日はこれを。
先日、鬼籍に入られた偉大なるロックギタリスト、
ロニー・モントローズ率いるバンド、ガンマの1st「ガンマ生誕」です。
モントローズ解散後、79年にロニー・モントローズが結成したバンド。
キーボードを含む5人組でメンバー中の3人がモントローズからのメンバー。
キーボードとギターの二本柱が売りのバンドです。
当時、アメリカではキーボードを主体としたアメリカン・プログレハードが盛り上がってきた
頃でもあり、スティクス、ジャーニー等がその頭角を現してきた頃でもあります。
基本的にはモントローズ譲りのストレートでパワフルなギターサウンドを主としていますが、
要所要所でキーボードがスペイシーな音色を響かせ、それが好いアクセントにもなっています。
こうして、積極的にキーボードを導入していたところを見るに、やはり、プログレハード勢からの
影響を少なからず受けていたのだろうと推測できます。
ストレートでパワフル、しかし、キャッチーなメロディーをウリにしていたモントローズと比べると
このガンマの1stの内容は普遍的でちょっと地味かもしれません。
曲によってはロニーもこれでもかと素晴らしいソロを弾き倒していたりするのですが。
しかし、曲のバリエーションという点では確実にモントローズより広く、聴き込めば聴き込むほど新しい発見と
味わいが増すという、まさにスルメの様なアルバム。
ロニーを偲んで聴く際にはモントローズと並び、外すことのできない1枚でもあるのです。
それでは。