穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

ダッカー飛行隊出撃せよ

今は亡きシーエムズコーポから出ていたムゲンキャリバーを
暫し弄ってお楽しみ。
当時は完全変形とバランスの良いスタイルを両立した結構な
プロダクツだと思いましたが、こうして月日が経過してみると
どうしても股関節の構造やその可動域、そこから来るふらつきに
よるポーズの不安定さなどが目立ちます。
もう、バンダイさんあたりで決定版を出してくれれば言う事も
無いんですけどね。



さて、以前届いたスラッシュ/パワーメタルバンドである
アンヴィルの5枚組BOX、暇を見てはチョコチョコと
聴いていました。
紙ジャケ5枚組という仕様ですが、裸のディスクをほいっと
そのまま放り込んである粗末な代物であることは以前の
エントリでも書きました。
とにかく、安くあげようというコンセプトの商品なのでしょう。
インナーに各アルバムの解説やらバイオやらみたいなものは
記載すらされていません。
というか、インナー自体が封入されておりません。



各ディスクもピクチャーレーベルですが、5枚とも全て同じ
デザインで違うのは印刷されているアルバムタイトルのみという
大変潔いというか隠そうともしない手抜きっぷり。



内容は4thから8thまでの5枚。
丁度、グループの人気自体も急降下を始める頃と符合する
時期のアルバム群でもあります。
METAL BLADEから始まりMausoleum RecordsやMASSACRE RECORDSと
レーベルを渡り歩きながら出した各アルバム。
確かにダークな曲ばかりで散漫な出来な物もありますが、
7thや8thあたりは当時、テイチクあたりからリリースされて
いたことからも判る通り、流行りに流されない硬派で骨太な
内容は決して低くはない完成度でしたし、事実、当時の俺も
国内盤を聴きまくっていました。
しかし、80年代末期から90年代にかけては正統派メタルには
風当たりの強い時代を迎え、そのキャリアに反し、大した
話題にもならずにその他大勢に埋もれてしまったのが非常に
残念でなりません。



そういった諸々を反芻し、個人的に再評価すべく購入した
このBOXなのでした。
低迷期のアルバムだからと切って捨ててしまうには、あまりにも
勿体ないというもの。
なんといっても5枚もあって国内盤のCD1枚よりお安いんですから
贅沢を言ったらバチが当たるってもんですよね。

















それでは。