昨年、ユニバーサルからドバっとリリースされた入手困
難盤を多数含む再発企画、HR/HM1000の第二弾がリリ
ースされました。
個人的な今回の目玉はストライパーやアイコン、トリー
トあたりでしょうか?
その中からこの1枚。
ストライパーの5th「AGAINST THE LAW(無法の掟)」
当時、ポニーキャニオンより発売された時は1stから4th
までの4枚を購入しました。
何故、この5thだけ購入しなかったのかというと、今ま
での路線を逸脱したダークな内容とのコメントを目にし
てしまい結局、買わず仕舞いなのでした。
そんなわけで今回初めて聴いてみた雑感としては、確か
に1曲目の「AGAINST THE LAW」は彼等らしからぬラフ
でルーズなロックンロールナンバーですが、2曲目の
「TWO TIME WOMAN」は、彼等の持ち味を活かした
キャッチーなメロディーとコーラスが耳を惹くなかなか
の良曲ですし、9曲目の「CAUGHT IN THE MIDDLE」も
エッジの立ったギターが特徴である攻撃的なパワーメタ
ルに仕上がっています。
中にはEW&Fの曲である「SHINIG STAR」のカバーなん
て変わり種も収録されていますが、こういった曲がファ
ンには面白くなかったのかもしれません。
EW&Fも好きな俺なんかは一風変わったメタルアレンジ
を施されたこの曲もオリジナルと同じくらい好きになり
ましたしが。
こうして一通り聴いてみて、今の耳なら殆ど違和感らし
いものも感じずに聴くことができました。
しかし、それも今日まで色々と聴いて耳が肥えた故の結
果ですし、リアルタイムで聴いていたら偏屈なファンと
同様、俺も拒絶反応を示していたかもしれません。
以上のような点を鑑みてもやっぱり食わず嫌いは駄目だ
なと痛感した次第です。
それでは。