穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

チャイルド・ノウン・ラヴ

今日は気温も高目で暖かい1日。
桜も今週中にはかなりの数、咲くことでしょう。


知り合いの方からほたるいかを頂いたので、早速調理。
春の風物詩の一つです。



今日もシューティングはやらずにこんなのを聴いてます。
クラシカル且つメロディアスな曲を満載したアルバム、
ファントムズ・オペラの1st「ファントムズ・オペラ」です。



レーベルはメロディアス野郎ご用達のロングアイランド・レコードから。
この国内版はテイチクから発売されました。
この1stには後にシンフォニーXを結成するギタリスト、
マイケル・ロメオが参加しています。
だからといって、マイケル色が強いのかというとそうでもなく
ここでの彼はいちギタリストとして堅実なプレイに徹しています。
ただ、所々でクラシカルで印象的なフレーズを聴かせるのは流石。



やはり、中心人物でありヴォーカリストのコリーが音楽的イニシアチブを
とっていた所為か、シンフォニーXほどプログレ色も強くなく
あくまでキーボードと分厚いコーラスを主としたメロディアスな
ハードロックを聴かせるバンドです。


全体的に湿り気を帯びたメロディーの曲が多く、ヨーロッパ産バンドの匂いを感じさせる
彼等ですが、たまに顔を覗かせるメジャーコードの明るい曲を聴くに、やはり彼等も
アメリカ産のバンドなのだと再認識する次第で。


クラシカルでオペラティックな曲の数々は、ときにクイーン的であったり
ヴァレンタイン的であったりと、その方面のアーティストからの強い影響も窺えます。


ファントムズ・オペラとしてはアルバムを3枚残していますが
その後の動向については残念ながら自分は判りません。
91年にレコーディングされたこのアルバムですが、折からの
グランジオルタナティブブームにより、その存在は霞んでしまい
4年後の95年にようやく日の目を見ることとなったのです。


こういう良質なバンドの音源を発売してくれたレーベルに感謝を。
明日あたりはそのレーベルについて、ちょっと思うことを書いてみようかと思います。



それでは。