穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

アイム・ア・ファイター

今日は帰宅してから飛翔鮫なんかをチョボチョボと。
東亜のシンプルなシューティングはいいなぁ。



さて、今日はレーベルについての四方山話でも。
どのジャンルでもそうですが、音楽を嗜まれる方なら
お気に入りのレーベルの一つや二つは必ずあるはず。
ましてや内容も確認せずにそのレーベルだから購入してしまう
所謂、レーベル買いを経験されている方も多数おられるかと存じます。



90年代中頃ですが、海外インディー系にマイナーだがメロディアスで
良質な音源を送り出すレーベルが多数存在しました。


エスケイプミュージック、MTMミュージック、Zレコード、ナウ&ゼンなどなど。
マニアがこぞって買っていたレーベルばかりです。
国内でもゼロ・コーポレーション、アルファのブルネット、エイベックスのベアナックル
テイチクのメタルマニアと、多数のレーベルが積極的にそれらの音源を発売していたのです。


また、あるメーカーが特定のレーベルを扱う場合もあれば、たとえ同一レーベルの音源でも
違うメーカーからの発売だったりと結構まちまちでした。
そんな中、時代の流れかMTMミュージックをはじめ、消滅してしまったレーベルもいくつかあります。
今回はその中の一つ、ドイツのロングアイランド・レコードについて。



自分も一時期、このレーベルの音源という理由だけでめくら買いしていた時期がありました。



このレーベルの特色として、無名だが良質な音楽をプレイしているバンドのサポートは勿論、
それ以上にAORやメロディアス・ハードロックなどの過去の隠れた名盤の発掘、再販に力を
入れていた様に感じます。
所属バンドのカラーも、今一つ垢抜けない野暮ったさを伴うものが大半でしたが
楽曲は一定のレベルをクリアしているものが多かったので、結構、当たりが多く存在します
そういったものを期待しつつ購入していた訳ですが。



とにかく店頭でこのレーベルロゴを見かけてしまうとつい、フラフラと。




当時、国内盤も複数のメーカーから発売されていましたが、
テイチクのオビが一見してどこのレーベルの物か判断できる優れものでした。


全体的にチープな感が否めないジャケットが多く存在しますが、
逆にそれがレーベルが擁するバンド達が持つ洗練されていない泥臭さとの
奇妙な符号を得て、不思議としっくりくるのです。
音源総数は決して多くはありませんでしたが、日本を含め、海外にも
熱狂的なマニアが存在したレーベルとして知られています。


レーベルとして存在した期間は決して長くはありませんでしたが、
時代に咲いた徒花として片付けるには余りにも惜しい。
自分にとってはそんなレーベルの一つなのです。



それでは。