穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

危険な果実

昨日までの天気とうって変わって、今日は1日荒れ模様。
降っては止みの繰り返し。
おまけに気温もここ数日に比べてグッと冷え込んだ。
まあ、これぐらいが本来の気温なんでしょうが。



今日はこれを聴いてます。
巨漢シンガー、ミート・ローフが送る最新作、
「地獄へのフリーフォール」です。



随分と久し振りな感もする12作目。
インナーの解説にもありますが、今回はパーソナルな
内容のテーマや詞が多いようです。


ミートローフといえば、その巨躯を生かした圧倒的な声量と
歌唱力で繰り広げられる、ダイナミックなロックオペラがウリ。
そんな彼のアルバムですが、今作は何だか随分とコンパクト。
おまけに、バラエティー色を出したかったのか、ラッパーの
チャックD等が参加しており、勿論、曲にもそれを採用した物が存在します。


自分なんかは77年のデビューアルバム、「地獄のロックライダー」のイメージが強過ぎる故、
ちょっと肩透かしを食らって少々ガッカリ。
別に無理してそっち方面に色目なんか使わなくても。


やはりあの、クドい程にコテコテで大仰な歌唱を生かすには、盟友、ジム・スタインマン
ペンによる曲が一番栄えると自分は考えるのですが、喧嘩別れしてしまっている現状を鑑みると
それもせんないお話。


決して曲の出来が悪い訳ではないのです。
現在の曲と自分が彼に期待する曲とのズレによるものだとは、重々承知の上。
証拠に、あのママス&パパスの大ヒット曲、「夢のカリフォルニア」のカバーも
収録されていますが、この曲だって威勢のいいラッパの音が気持ち良い
ファンキーなロックナンバーに仕上がっており、充分楽しくて聴くに値する1曲に仕上がっています。



色々言いましたが彼もシンガーとして色々模索しているのでしょうし、
ここは好意的にとってアルバムを聴き込んでいく所存です。


もう一度言いますが、アルバムの出来は決して悪くはありませんので。
過去の彼の曲調に期待すると肩透かしを食らうかもということで。



それでは。