はい、今日はこれを。
英国産バンド、ベーブ・ルースが74年に発表した2ndアルバム
「AMAR CABALLERO」です。
前作のロジャー・ディーンに代わり今作ではヒプノシスが
ジャケデザインを担当。
ピンクフロイドの原子心母の牛よろしく、馬をモチーフとした
印象的なジャケットですね。
前作のように少々クセのあるプログレ/ハードロックだろうと
高を括って臨んでみたらこれが驚き。
1曲目「Lady」は、ブラスや木管等を用いた都会的で洒落たセンスの
ジャズ風なアレンジの1曲であり、そこで既に出鼻を挫かれました。
何人かメンバーチェンジもあったようで、そうしたものの影響も
少なからずあったことが冒頭のこの曲からも伺えます。
ファンクやジャズの要素を巧みに取り込み且つ、消化し反映
したことが今作で聴くことができるこのバラエティーに富んだ
内容に結びついていることを確認でき、納得した次第。
前作の路線を期待しつつ聴くと少々肩透かしを食らうかも
しれませんが、こちらはこちらでよりポップス方面に舵を切った
実に質の高い内容のアルバムに仕上がっていると考えるのです。
それでは。