穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

哀愁のアンモナイト

1日ピーカンで水分補給をまめに行う。
熱中症は御免被りたいので。



今日はこれを。
オプションを使いこなし、並み居る恐竜軍団を退けろ!
SNKの横シューティング、「原始島」のサントラです。



初めてこのゲームに触ったのは、AOUかAMだったかのどちらかの当時のショーで。
世はネオジオ前夜。
シューティングといえば縦一辺倒だったSNKが放った横スクロールシューティングがこれ。
複葉機の自機で恐竜軍団を迎え撃つという、オリジナリティー溢れるその内容に
ショーでの注目度も高目でしたし、実際、かなりのお客さんがついていました。


しかし、当時のSNKゲーといえば設定、難易度ともに、絵に描いたような硬派っぷり。
並み居るプレイヤーのチャレンジを嘲笑うかのように次々と退けていきます。
かくいう自分も、当時は相当な数のコインを吸われた口でして。
ゲームの演出や内容には光るものが多かっただけに、嫌らしい敵の動きに加え、
オプションのダメージが回復しないというあの難易度で、随分損をしているなあと
当時は思っていましたが、案の定、早々に姿を消したロケも多かったような覚えが。



そんなゲームのBGMはこれまた当時のSNKサウンドの特徴である、ノイジーで剥き出しの
FM音によるメロディーと、パワフルなドラム音が特徴。
特に1〜3面までの流れるような曲の繋がりは必聴ものです。
開幕に相応しく軽快なメロディーから始まる1面、変拍子を交え曲のスピードが増す2面、
そのイメージ通りに重厚な音色で突き進む3面、一転、4面は海中をイメージした静かな曲調と、
場面展開に合わせ非常によく考えられた曲作りがされていると感じました。



実際、もうちょっと難易度を含めた練り込みをすれば化けた可能性があるゲームだっただけに、
力まかせのチューニングを施した当時のSNKに、らしさを感じたり残念さも感じたりで。


この強烈な難易度と泥臭さとも言える洗練されていないセンスは、ネオジオ発表後も
結構な間、続くのでした。
そんな不器用なSNKだからこそ、自分も強烈なシンパシーを感じ愛したのですが。


また、こんなアイデアに溢れたシューティングを発表してくれる日が来ることを祈って。



それでは。