穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

バラージの預言

午前中は何だかぐずついた天候で心なしか寒さを感じる程でしたが
午後には一転、カンカン照りの夏日へと変わってしまい、
その目まぐるしい天候の変化にはただただ驚くばかりで。
おかげで口にする水の美味いこと美味いこと。



今日はこいつをBGMに。
ロディアス・ハードロック/AORユニットのダコタが80年に発表した1st、
タイトルもユニット名と同じく「DAKOTA」です。
これまたインディーの再発メーカーであるROCK CANDYレーベルからの
ボーナストラックも収録した2012年リリースのリマスター盤。
プロデューサーはシカゴのダニー・セラフィン。



どこかしらにフックを携えたキャッチーでメロディアスな要素の数々は、
既にこの1stの時点で顕在しているところに彼等の非凡な才能を
伺わせてくれる、そんな好印象を与えてくれる1枚。
ロディアスロック愛好家には堪らないであろう曲の数々が、
華やかなりし80年代の、あの産業ロックの名曲達が醸し出していた
ものと同等なゴージャス且つ濃厚な香りを伝えてきます。
個人的にはボーナストラックとして収録されている10曲目
ジェイ・グルスカが在籍していたあのマクサスの名曲である
「The Higher You Rise」をカバーしている点を猛烈に推したいところ。
ダコタの手によって再び息を吹き込まれたこの1曲、オリジナルも
勿論ですがこのダコタ版も決して引けを取る様な出来ではございません。



こういった好盤がインディーレーベルながら未だに再発される
海外レーベルの熱意に比べ、ここ日本国内のお寒い業界事情は
正直歯痒いものがあるのが事実。
企業ですから利益を最優先しなければいけない苦しい台所事情も
判るのですが、やはり、一抹の寂しさを感じずにはいられないのでした。
















それでは。